大野元防衛庁長官が死去

Published by
共同通信
大野功統氏

 防衛庁長官などを歴任した大野功統(おおの・よしのり)氏が16日死去した。87歳。香川県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男で自民党衆院議員の敬太郎(けいたろう)氏。

 旧大蔵省出身。1986年の衆院選で初当選した。衆院議院運営委員長などを経て、2004年、小泉内閣で防衛庁長官として初入閣した。

 長官時代の05年10月、町村信孝外相(当時)と共に訪米して外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開催。在日米軍再編や自衛隊と米軍の役割分担に関する中間報告について合意した。在沖縄駐留海兵隊の削減などが柱だった。