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共同通信
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米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は17日の記者会見で、保守的な州で人工妊娠中絶を厳しく規制する州法が相次ぎ施行されていることに関し、こうした州で勤務する米兵の士気が低下していると懸念を示した。カービー氏は外交安全保障担当の報道官で、内政問題に苦言を呈するのは珍しい。
海軍出身のカービー氏は自身の息子も海軍に所属していると紹介し、軍人は配属先を自由に選ぶことができず中絶を厳しく規制する州に配属されることもあると指摘。規制のため、軍務を離れなければならないケースもあり「優秀な人材を失う」と語った。