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共同通信
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自民党の最大派閥安倍派(清和政策研究会)は、20日に開く方向で調整していた派閥会合の中止を決めた。派閥の後継体制を巡り、派内の意見集約が進んでいない現状を踏まえたとみられる。複数の関係者が18日、明かした。派閥幹部の世耕弘成参院幹事長は同日の記者会見で「リーダーを1人に決めるのは、なかなか今の状況では難しい」と語った。
世耕氏は内閣改造・党役員人事を見据え「体制をしっかり組み立てていくことは何よりも重要だ」と述べ、自身を含む有力者「5人組」による集団指導体制への移行に意欲をにじませた。
一方、同派の下村博文会長代理は異論を唱え、1人の新会長選出を求めている。