山内俊夫元参院議員に実刑

07/18/2023

　羽田空港の格納庫に関係する会社の職務執行者の立場で保管していた約1億円を流用したとして、業務上横領罪に問われた元参院議員山内俊夫被告（76）に東京地裁（須田雄一裁判長）は19日、懲役4年（求刑懲役6年）の判決を言い渡した。

　起訴状などによると、2019年3月、「羽田空港格納庫合同会社」（当時）の職務執行者として、格納庫がある国有地の未払い使用料を支払う目的で預かっていた2億8千万円のうち、計約1億円を香川県東かがわ市や京都市下京区の土地購入のために流用したとしている。

　山内被告は1998年、参院議員に初当選。文部科学副大臣などを務め、2010年に政界を引退した。