市川の切断遺体事件で女再逮捕へ

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共同通信

 千葉県市川市のマンション一室で切断遺体が見つかった事件で、同居していた母(75)の首を絞めて殺害した疑いが強まったとして、県警は殺人容疑で、住人の新かほり容疑者(45)を19日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で18日、分かった。

 捜査関係者によると、容疑者は自宅で6月下旬ごろ、母博子さんの首を絞めて殺害した疑いが持たれている。死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕され、容疑を認めた上で「寝ている母の首を絞めて殺した」とも供述。遺体を司法解剖した結果、頸部圧迫による窒息死の可能性があると判明していた。

 県警によると、容疑者は「霊媒師になるため必要だった」などと動機を供述しているといい、刑事責任能力の有無を慎重に調べる。

 容疑者は6月28日、親族と自宅近くの交番に自首。現場に行った警察官が10袋以上に分けられて浴室などに置かれた遺体を確認し、同日逮捕された。博子さんと2人で暮らしていたという。