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共同通信
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【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は17日、上院で国務省高官人事が特定の野党共和党議員に妨害され、大使級38件を含めた計62件の承認が滞っていると発表した。日本を含めた同盟・友好国との連携や、中国やロシアとの競争など安全保障面での「長期的な悪影響」を懸念。早期承認を求め、上院議員に書簡を送った。
ブリンケン氏は記者会見で、イスラエルやエジプト、ヨルダン、レバノンなどで近く大使が不在になるとの見通しを明らかにした。
共和党のポール上院議員が6月、バイデン政権が新型コロナの起源に関する文書の提供に応じないとして、人事の承認を一括拒否。上院の審議が進まない要因となっている。