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共同通信
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北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1」沈没事故で運輸安全委員会は19日、有識者や関係者を対象として26日に開催する意見聴取会の参加者を発表した。東京大大学院の中尾政之教授ら3人が公開で、2人が非公開で公述。聴取会の議論を経て、安全委は最終的な調査報告書を取りまとめる。
安全委によると、中尾教授は「失敗学」を研究しており、荒天が予想される中で船長が出航してしまったことなどヒューマンエラーに関する分析や、再発防止策を提言する。
他に長年船員養成に関わってきた東京海洋大の矢吹英雄名誉教授と、海難審判の海事補佐人を務めるなど船の事故に詳しい田川俊一弁護士が公開で公述する。