Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】「スタントかと思った」―。韓国と北朝鮮の軍事境界線で18日、米軍のトラビス・キング2等兵が北朝鮮側に越境するのを目撃した女性観光客がAP通信の取材に応じ、当時の状況を振り返った。
ニュージーランド在住の弁護士サラ・レズリーさんは軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)の見学ツアーに参加。ソウルを出発した観光客約40人に2等兵も含まれていた。
2等兵は1人で行動し、他の人と会話をしていない様子だった。軍事境界線で、観光客が写真撮影などをしている間に、いきなり駆け出して北朝鮮側に越境したという。
「ばかばかしいいたずらで、動画に投稿するため仲間が撮影しているのかと最初は思った」とレズリーさん。近くにいた兵士が「あいつを捕まえろ」と叫んだが、2等兵は既に北朝鮮側に入って視界から消えたという。