Published by
共同通信
共同通信
政府は、安全保障・危機管理担当の高橋憲一官房副長官補(65)の後任に防衛省の鈴木敦夫前事務次官(62)を充てる方向で調整に入った。今月末にも決定する。関係者が21日明らかにした。高橋氏は2020年に防衛次官経験者として初めて官房副長官補に就任しており2代連続となる。政府が掲げる防衛力抜本強化の実現に向け、実務経験を重視した。
鈴木氏は、昨年12月に策定した国家安全保障戦略に基づく反撃能力(敵基地攻撃能力)の導入や、防衛力強化の財源を確保するための増税など防衛関連の重要政策に取り組む。
鈴木氏は早大卒。85年に防衛庁に入庁し、防衛装備庁長官、事務次官を歴任した。神奈川県出身。