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共同通信
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岸田文雄首相は21日、栃木県足利市の障害者支援施設を視察し、少子化対策、デジタル行財政改革といった政権が重視するテーマで車座集会を開く地方行脚をスタートさせた。8月にかけて福岡、鳥取、島根、群馬、富山、沖縄など各県を巡る予定。「聞く力」をアピールし、支持率下落が続く政権の立て直しへの足掛かりにしたい考えだ。
首相は21日の視察後、記者団に「10月に、就任から2年の節目となる。政権発足の原点の姿勢を大事にし、積極的に現場の声を聞きたい」と強調した。
この日視察したのは「こころみ学園」が運営に関わるワイナリーで、障害者がブドウ栽培とワイン製造に取り組んでいる。