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共同通信
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【シドニー共同】オーストラリアの北東部クイーンズランド州など各地で21日、日米欧など13カ国による水陸両用作戦の演習「タリスマン・セーバー」が始まった。8月上旬まで予定され、計約3万人が参加する。今年はドイツが初めて正式参加。中国が軍事圧力を強める台湾海峡での有事などをにらみ、部隊の連携を強化したい考えだ。
デルトロ米海軍長官は声明で、水陸で同時に演習を行う意義を強調。「インド太平洋地域で直面するかもしれない困難に協力して立ち向かう能力を高める」と述べた。
タリスマン・セーバーは2年に1度実施される米オーストラリア両軍による大規模軍事訓練で、両国軍以外も参加している。