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共同通信
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外務省が、ベンチャー企業ボイシー(東京)の音声配信アプリを活用した海外安全情報の発信に力を入れている。従来のメールやホームページの文字情報に比べ、音声の方が親近感があり、効果的に伝わると判断。週2回、担当課の職員が出演する番組を制作し、各国の治安や災害、感染症などの最新状況を発信している。
番組名は「海外安全チャンネル・りょーあん」。「旅行」と「安全」にちなんだ。海外邦人安全課が昨年12月に配信を始めた。
意識するのは聴く人との距離感だ。職員同士の軽妙な会話を織り交ぜ、外国で実際に発生した犯罪例を具体的に解説。ホテルの選び方や、渡航先に合わせた防犯対策も紹介している。