NY株、6年ぶり10日続伸

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共同通信
ニューヨーク証券取引所

 【ニューヨーク共同】21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅ながら10営業日続伸し、前日比2.51ドル高の3万5227.69ドルと終値としては2022年3月以来、約1年4カ月ぶりの高値を付けた。10営業日続伸は17年8月以来、6年弱ぶり。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を最後に今回の局面での利上げを停止するとの観測が高まり、米景気の先行きを楽観視した買い注文が入った。一方、前日までの9営業日で1500ドル近く上昇していたため利益確定の売りも出て上値は抑えられた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続落し、30.50ポイント安の1万4032.81。

 個別銘柄では、半導体のインテルや医薬品のメルクの上昇が目立った。金融・旅行のアメリカン・エキスプレスは売られた。