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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアで23日、下院選(任期5年)の投票が始まった。即日開票される。有力野党を選挙から排除したため、前回に続きフン・セン首相(70)が率いる与党カンボジア人民党の圧勝が確実視されている。
40年近く首相の座を維持してきたフン・セン氏は後継に長男フン・マネット氏(45)を指名しており、選挙後のどの時期に政権継承するかが焦点となる。陸軍司令官だったフン・マネット氏は今回初めて下院選に出馬した。
野党キャンドルライト党の排除は欧米から批判を集めたが、フン・セン氏は下院選の勝利で、世襲の正統性を内外に印象付けたい考えとみられる。