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共同通信
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河井克行元法相の買収事件を巡る東京地検特捜部検事の供述誘導問題で、元法相の公判担当検事が元広島市議に対し、証人尋問前の証人テストの場で検察側に有利な証言を法廷でするよう求めたやりとりが残る録音データが存在することが22日分かった。元市議の弁護人は、検察側に都合のいい説明をさせるためだったと批判している。最高検は一連の経緯を調査する。
元市議は、元法相から妻案里氏の選挙運動報酬で現金30万円を受け取ったとして、公選法違反の罪に問われている木戸経康被告。
弁護人の田上剛弁護士は21日、記者会見で、証人テストは「検察側が予定している証言をしてもらうためだった」と指摘した。