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共同通信
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【チチハル共同】中国黒竜江省チチハル市で23日に中学校体育館の屋根が崩れて生徒ら11人が死亡した事故で、学校の正門前は25日、犠牲者を悼む花束であふれ、遺族が「一緒に家に帰ろう」と泣き叫んだ。警察当局は体育館の屋根に置かれた建設資材が崩落につながったとみて工事会社の関係者を拘束し、事故責任を追及している。
体育館は屋根がすっぽり抜け落ち、外壁が剥がれたり窓ガラスが割れたりして大破した。25日午前、規制線が張られた正門前には子どもから高齢者まで、人々が花束を手にひっきりなしに訪れた。
子どもの名を叫び続ける遺族とみられる人や涙を拭いながら体育館を見つめる人の姿もあった。