バイデン氏次男、罪認める

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共同通信
26日、米東部デラウェア州の裁判所に出廷するバイデン大統領の次男、ハンター氏(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領(80)の次男で、税金未納と銃所持を巡る容疑で訴追されたハンター氏(53)が26日、東部デラウェア州の連邦地裁に出廷した。米メディアによると、税金未納の罪を認め、既に合意した司法取引の手続きを進めた。検察は2年間の保護観察処分を求める見通し。

 野党共和党は追及を強める構え。2024年大統領選の共和党候補指名争いで独走するトランプ前大統領は機密文書持ち出しなどで起訴されており、これに対抗してハンター氏を巡る疑惑の徹底捜査を要求している。

 共和党のマッカーシー下院議長は、民主党のバイデン氏やハンター氏が会計上の不正行為の疑いに関する情報提供を拒んでいるとして、弾劾に向けて調査を進める可能性を示唆した。

 ハンター氏の弁護士は司法取引で事件は終結に向かうと主張しているが、司法省は今後も捜査を継続するとしている。

 米メディアによると、ハンター氏は17年と18年に期日までに税金を納めなかった容疑2件と、18年に薬物依存を申告せず銃を購入した疑いで訴追された。