北朝鮮、中国ロシアとの結束誇示

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共同通信

 【北京共同】朝鮮半島は27日、朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結から70年を迎えた。同戦争で米国に勝利したと主張している北朝鮮は祝賀行事を準備。招待された中ロ両国の高官が26日までに空路平壌に到着した。北朝鮮は米国に対抗して中朝ロ3カ国が結束していると誇示するとみられる。

 南北関係筋によると、平壌では27日未明にも軍事パレードが行われる兆候がある。金正恩朝鮮労働党総書記が中ロ高官と会談したり、並んでパレードを観覧したりする可能性がある。

 北朝鮮メディアなどによると、25日夜にロシアのショイグ国防相が、26日に中国共産党の李鴻忠政治局員が、それぞれ到着した。

 平壌国際空港では強純男国防相ら軍関係の高官がショイグ氏を出迎え、軍当局間の良好な関係をアピールした。ロシア国防省によるとショイグ氏は26日、強氏と会談し、ロシアにとって北朝鮮は「重要なパートナー」だと強調、防衛協力を強化する意向を示した。平壌の万寿台の丘の故金日成主席と故金正日総書記の銅像や、解放塔も訪れて献花した。