米、協力停止を警告

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共同通信
米NSCのカービー戦略広報調整官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は28日の記者会見で、ニジェールで起きたクーデターについて「米国は軍事やその他の協力を停止する可能性がある」と警告した。情勢に深い懸念を表明し、バズム大統領の即時解放を改めて要求した。

 カービー氏は、米国の協力は「ニジェールによる民主主義と法の支配の擁護を前提としている」と指摘した。クーデターは両国の協力関係を「危機に陥れている」と批判した。

 一方で「まだ外交の余地は残されている」と述べ、アフリカの周辺国や関係国と事態打開へ努力を続ける考えを示した。ニジェールには千人規模の米軍が駐留している。