精神疾患で離職の教員、過去最多

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共同通信

 2021年度に精神疾患を理由に離職した公立小中高校の教員は953人で過去最多だったことが28日、文部科学省の学校教員統計調査(中間報告)で分かった。前回調査の18年度より171人増え、定年退職以外の離職者1万2652人の8%を占めた。文科省は「教員のメンタルヘルス(心の健康)に取り組むことは喫緊の課題だ」としている。

 精神疾患による離職者の学校種別は、小学校が前回より114人増の571人、中学35人増の277人、高校22人増の105人で、いずれも過去最多となった。昨年末の人事行政状況調査でも、21年度に公立小中高校などで精神疾患で休職した教員が最多の5897人だった。