第9回 骨盤調整コアヨガトレーナーの簡単エクササイズ

夏バテの原因さえ理解すれば、夏バテ知らずで最高の夏に!

今年の夏は、3年ぶりに日本帰国や海外旅行など活動的な夏になりそうですね!動きすぎて夏バテで体調を崩してしまう人も増えそうです。

そこで、今回は、なぜ夏バテになってしまうのか?その原因をきちんと理解し、そうならないために何をすれば良いかを知り、体調絶好調で充実した夏を過ごしましょう!

まず、夏バテの症状とは、体のダルさ、倦怠感、やる気がしない、めまい 、頭痛、食欲不振、下痢などです。

世界的な温暖化現象により、夏の屋外の気温は上昇し続けています。屋外が暑くなればなるほど、屋内のエアコンはガンガン建物の中を冷やすため、私たちの体はこの激しい気温差を1日のうちに何度も体感しなければなりません。私たちの体は、体温を一定に保つために交感神経を使って体内環境を適応させようとします。でも、寒暖差を何度も繰り返すうちに交感神経が疲れ果ててしまい、自律神経のバランスを崩してしまうのです。すると、先に述べたような症状が次々と起こるというわけです。

夏バテにならないために私たちがやるべきことは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを保つこと。つまり、下がってしまった副交感神経が優位になることを積極的にしてあげることです。

そこで今日は、夏バテ解消に効果的なエクササイズをご紹介します。夏バテ解消のための運動で注意すべきは「やり過ぎない」こと。特に交感神経が爆上がりしそうな激しい運動ではなく、リラックスした状態でできるストレッチや家でできるスクワット、ウォーキングなど軽い運動を習慣化しましょう。

 

<寝る前ストレッチ>

① あおむけになり、左足は伸ばし両手で右ヒザだけを胸に抱える
②体を左にねじり右ひざを左の床につく(腰が痛い方は膝を床につかなくてOK)
③右手は右へ伸ばし、視線は右手を見る。このまましばらく呼吸をする。右手を右肩に置く
④ゆっくり大きく右ひじを10回まわす。左足、左ひじも①~④を行います。

動画はこちらから。

<家やオフィスで簡単EX>

お尻のストレッチ
①いすに座って右足のふくらはぎ を左のモモに乗せる
②背筋を伸ばし上体を前に倒して右のお尻を伸ばす(反対の足も行う)

ふくらはぎのEX
①両足を床についたまま、両かかとをゆっくり上げる下げるを30~50回。

モモのEX
①椅子に背筋を伸ばして座る
②左右のモモを交互に椅子から離すように持ち上げる。左右合計30~50回。

動画はこちらから。

 

並行して行ってほしい夏バテ対策は

1.冷房対策:屋内に入った時にちょっと羽織れるショールや長袖を持ち歩く。

2.毎日お風呂に浸かる:お風呂に肩まで浸かりリラックスする時間を取る。これにより睡眠の質が飛躍的に上がり自律神経のバランスが整う。

3.タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識した食事をとる。

4.ミネラルウォーターで水分補給:ビールやコーヒーなどカフェインを含む飲み物は、利尿効果が高く逆に体から水分を奪ってしまうので飲み過ぎには注意する。

以上、この夏はリラックスを心がけて副交感神経を優位にし、夏バテ知らずで楽しいシーズンを過ごしましょう。

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村井ゆきこ
40歳以上の女性の心と体の専門家:骨盤調整コアヨガトレーナー
13年間、日米累計1万人以上の女性たちに骨盤底筋にフォーカスした骨盤調整コアヨガを指導。毎週金曜日ニューヨークで骨盤調整コアヨガクラス開催中。

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