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共同通信
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【ベルリン共同】ポーランドのモラウィエツキ首相は29日、隣国ベラルーシが受け入れたロシア民間軍事会社ワグネルの戦闘員100人以上がポーランドとの国境近くに移動したと明らかにし「脅威がさらに高まっている」と懸念を示した。地元メディアが報じた。
モラウィエツキ氏は、ベラルーシにいる戦闘員がポーランド北東部の「スバウキ回廊」に向けて前進しているとの情報があると説明した。スバウキ回廊はリトアニアとの国境地帯で、バルト3国と他のNATO加盟国が唯一、陸続きで接する要衝。ロシアの飛び地カリーニングラードとベラルーシに挟まれている。
モラウィエツキ氏は、今年に入ってベラルーシから移民らが不法入国を試みるケースが1万6千件に上ったと指摘。ワグネルの戦闘員が不法入国を助けたり、移民を装ってポーランドに侵入しようとしたりして、さらなる混乱をもたらす可能性が高いと述べた。
ポーランドとベラルーシの国境は2021年に中東などからの移民や難民が押し寄せて以降、緊張が続く。