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共同通信
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公明党の山口那津男代表は29日、来年秋に健康保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化させる政府方針を巡り、国民が安心感を持てるよう今後の見通しを説明する必要があるとの認識を示した。岸田文雄首相による現場視察に触れ「現場の実情も踏まえながら、方針をどうするのか、見通しの良さというものを首相に考えてもらいたい」と述べた。札幌市で記者団の質問に答えた。
同時に、マイナ保険証の利便性を示す実例を積極的に紹介し、国民の理解醸成に努めるべきだと政府に注文を付けた。トラブルの再発防止策の確立も求めた。
保険証廃止を巡っては、自民党内で延期論が出ている。