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共同通信
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鉄道建設・運輸施設整備支援機構は29日、2031年春予定の北海道新幹線の札幌延伸に伴い新設される車両基地の起工式を札幌市内で開いた。整備新幹線では初となる高架式。札幌駅からJR苗穂駅付近まで続き、長さは約1.3キロ。風雪を遮るため建屋で覆われる。28年3月末までに主要部分の工事を終え、設備工事に移る見込み。
式には約120人が出席し、同機構の藤田耕三理事長は「本日の工事着手を契機に、北海道新幹線建設に弾みをつけたい」とあいさつ。北海道の鈴木直道知事は「札幌開業が一層身近に感じられ、道民の機運も大いに高まるものと期待している」と述べた。