台湾の国民党候補が日本へ出発

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共同通信
31日、台北の松山空港で訪日前に記者団の取材に応じる侯友宜氏(中央通信社=共同)

 【台北共同】来年1月に行われる台湾総統選の最大野党、国民党候補、侯友宜・新北市長が31日、訪日のため台北の松山空港を出発した。侯氏は空港で記者団に「日本とのさらに緊密で友好な関係を維持したい」と表明し「共にインド太平洋地域の安全と安定を促進していきたい」と語った。

 8月2日までの日程で日本に滞在。国会議員らと会談する。中台関係を巡り侯氏は、国民党の対中融和路線を基本としながら「独立」にも「一国二制度」にも反対すると強調しており、こうした立場を説明するとみられる。

 総統選は侯氏のほか、与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統、台湾民衆党の柯文哲・前台北市長の争い。