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共同通信
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山形県米沢市教育委員会は30日、同市の女子中学生(13)が部活動からの帰宅中に熱中症の疑いで死亡した事案を巡り記者会見した。部活中は気温や湿度から算出する「暑さ指数」を測っていなかったと明らかにした。日本スポーツ協会の指針では、指数が高ければ「厳重警戒」「運動は原則中止」などとなっている。
市の熱中症対応ガイドラインにも「暑さ指数計による現況把握が必要」と明記してあった。市教委は、ガイドラインの周知徹底が十分ではなかったとの認識を示した。
部活中の女子生徒は特に異常がなかったと説明。顧問が付き添い、休憩や水分補給も行っていたという。米沢市の最高気温は35.5度だった。