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共同通信
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4月9日投開票の大分県知事選で、県内の老人ホームの入所者が不在者投票をしたように装ったとして、大分区検が公選法違反(投票偽造)の罪でホーム施設長だった男性を略式起訴していたことが31日、関係者への取材で分かった。大分簡裁は6月29日付で罰金50万円の略式命令を出した。
男性は4月3日、施設職員2人に対し、認知機能が低下し意思表示できない複数の入所者の投票用紙に、当選した新人候補の名前を記入して投票するよう指示していた。職員2人は大分県警に公選法違反の疑いで書類送検され、不起訴処分となった。
公正な投票のための外部立会人は、県内の老人保健施設に勤務する男性の知人が務め、不正を見過ごしていた。