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共同通信
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中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求問題で金融庁は31日、保険業法に基づく報告徴求命令を損害保険ジャパンなど関係各社に出した。損保各社と保険代理店業務を手がけるビッグモーターの取引の構図や、保険契約者の保護の状況を調べる。
損保ジャパンなど大手3社は、保険契約者の車両が事故に遭った際の修理をビッグモーターの工場にあっせん。同社は車両台数に応じて自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の契約を割り当てていた。修理代を水増しして保険金を過大請求する不正の横行に加え、それを見抜けなかった損保各社の責任を問う声が高まっている。