「核共有」巡りロシアと応酬

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共同通信

 【ウィーン共同】オーストリア・ウィーンで開催中の2026年核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた第1回準備委員会で1日、ポーランドが、ロシアによるベラルーシへの戦術核配備を批判した。対するロシアは、ポーランドが米国の核を配備する「核共有」に参加したいとの意向を示していると指摘し、応酬となった。

 一方、ロシアは米国の核兵器をNATO加盟国内に配備する核共有を巡り、NATOの非核保有国に米国の核が配備されていることは「強調されるべきだ」などと指摘した。NATOの核共有も問題視されるべきだとの考えを示したとみられる。