保育事故、最多2461件

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共同通信
こども家庭庁

 こども家庭庁は1日、2022年に全国の保育所や幼稚園、認定こども園で、子どもがけがなどをする事故が前年から114件増え2461件あったと発表した。過去最多だった。このうち睡眠中や食事中などに死亡したケースが5件あった。

 事故が増加した背景には、保育現場の人手不足があるとされる。政府は「次元の異なる少子化対策」で保育士の配置を手厚くする方針を決定しており、保育の質を向上して防止に取り組む構え。

 保育現場で事故が起きた場合は、施設から自治体への報告を義務付けた制度が設けられている。