北朝鮮、米人権特使を非難

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共同通信

 【北京共同】北朝鮮は2日、バイデン米大統領が北朝鮮人権問題担当特使に指名したジュリー・ターナー氏の人事案を米上院が7月に承認したことに絡み、米政府とターナー氏を非難する声明を出した。「朝鮮人権研究協会」の1日付報道官談話として朝鮮中央通信が伝えた。

 談話は、ターナー氏がこれまで北朝鮮を中傷し、人権問題での謀略で悪名をとどろかせてきた人物だと指摘。同氏を指名したことは、米政府が北朝鮮にどれほど敵対的かを表していると強調した。

 米国が人権問題での謀略策動にも狂奔している現実は、これまで以上に強力な対応により米国に大きな代価を支払わせなければならないことを示しているとも主張した。