成田新滑走路の用地求め提訴へ

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共同通信

 成田国際空港会社(NAA)が、新滑走路建設に伴う整備予定地にある反対派の小屋の撤去と土地明け渡しを求め、反対派と土地所有者4人を相手取り、近く千葉地裁へ提訴する方針を固めたことが1日、関係者への取材で分かった。

 小屋は「横堀農業研修センター」で、土地は空港反対派が買収を防ぐために多人数で権利を持ち合う「一坪共有地」の一つ。3本目となる新たな「C滑走路(3500メートル)」を造って運用する際に必要な、ターミナルとを結ぶ誘導路を整備するために必要な場所にある。

 「三里塚・芝山連合空港反対同盟熱田派」が小屋を保有し、同派の代表世話人を務める柳川秀夫さん(75)らが土地を持つ。