「河野談話」30年で日韓シンポ

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共同通信
河野談話発表から30年となるのを前に開かれたシンポジウムに参加した日韓の研究者ら=2日(共同)

 【ソウル共同】従軍慰安婦問題で旧日本軍の関与を認め、おわびと反省を示した1993年の河野洋平官房長官(当時)の談話発表から4日で30年となるのを前に、日韓の研究者らが2日、オンラインでシンポジウムを開いた。参加者らは「談話が形骸化している」と懸念し、日本政府が談話の姿勢を重視するよう訴えた。

 韓国の慰安婦支援団体などが主催した。韓国・慶北大の金昌禄教授は、歴史問題で「何度も謝罪した」という主張が日本側から出ることに「歴史的に重要な事件は重ねて立場を表明するのが当然だ」と述べ、日本政府の姿勢に疑問を呈した。