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共同通信
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台風6号の接近で暴風雨に見舞われた沖縄県では2日、最大で県内全世帯の3割を超える21万5800戸が停電した。多くの医療機関が休診となり、公共交通機関も運休するなど市民生活に大きな影響が出た。強風にあおられるなどして、けが人も相次いだ。
沖縄電力は、遠隔で停電の復旧作業を急いでいるが、屋外での対応は風雨が収まった後となる。今後は台風の速度が遅くなることもあり、全面復旧のめどは立っていないという。
離島・久米島の公立久米島病院では午前1時ごろから約9時間停電。高齢の入院患者らが冷房を使えないまま一夜を明かした。琉球大病院(西原町)は一般外来を停止し、救急患者のみを受け入れた。