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共同通信
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【ワシントン共同】米国のラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は2日、中国外務省北米大洋州局の楊濤局長とワシントンで会談した。ラトナー氏は、米中の軍同士の対話を維持する責務があると訴えた。国防総省が発表した。
会談では、地域の安全保障上の課題などについて話し合った。楊氏は7月31日にクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)とも会談し、2国間対話の継続に向けて議論していた。
6月以降、ブリンケン国務長官やイエレン財務長官らが訪中し、米中関係は改善の兆しがある。ただ、中国は米国による李尚福国務委員兼国防相への制裁を問題視し、軍同士のハイレベル対話に応じていない。