ALS患者殺害の共謀を否定

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共同通信
山本直樹被告

 2019年に京都市で筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者からの依頼に応じて殺害したとして、嘱託殺人などの罪に問われた元医師山本直樹被告(46)の京都地裁の公判で3日、被告人質問が実施された。共犯とされる知人の医師大久保愉一被告(45)=同罪などで起訴=から「何をするかを事前に聞かされていなかった」として改めて殺害の共謀を否定した。

 今年5月の初公判で山本被告側は共謀を否定し、大久保被告が単独で殺害を実行したとして無罪を主張した。起訴状に記載された日時に山本被告が女性の自宅にいたことは認めていた。