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共同通信
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【リスボン共同】ポルトガルを訪問中のローマ教皇フランシスコは3日、首都リスボンで開かれているカトリックの若者の祭典「世界青年の日」の歓迎式に出席した。世界各地から集まった若者らを前に、インターネットの交流サイト(SNS)への依存に警鐘を鳴らし、現実の「ありのままの自分」に目を向けるよう呼びかけた。
会場となった公園には、教皇をひと目見ようと数十万人が詰めかけた。教皇は演説で、SNSでの出会いについて「必要がなくなれば見捨てられてしまう。仮想世界の幻想だ」と警告した。
青年の日の祭典は2~3年に1回開かれる。教皇はリスボンを拠点に6日まで滞在し、若者らと交流する。