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共同通信
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2025年大阪・関西万博の工事で、労働者の残業規制除外を政府に要望した日本国際博覧会協会の対応を巡り、過労死弁護団全国連絡会議は3日、即時撤回を求める声明を出した。残業規制による工事遅延で開催できないなら「やめるほかない」と訴えている。
声明では「労働環境の改善」を万博のテーマに掲げながら、長時間労働を許容するのは「言語道断」と批判。政府に対しては、協会の要望を受け入れられないと直ちに表明するよう求めた。
国立競技場建設工事の現場監督を務め、17年に過労自殺した男性の両親は「同じような犠牲が発生しないよう、関係者が適切な措置を取ることをお願いする」とのコメントを出した。