いじめ報告書の黒塗り、閲覧可に

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共同通信
いじめ被害の調査報告書が一時閲覧できる状態だったことについて謝罪する熊本県教育委員会の担当者=4日午後、熊本市

 熊本県教育委員会は4日、県立東稜高(熊本市)の生徒だった男性(24)のいじめ被害を認めた第三者委員会の調査報告書に関し、プライバシーに配慮し黒塗りにした部分を外せる状態で約4時間、ホームページ上に公開していたと発表した。ファイル差し替えまで約500回閲覧があった。

 一定の操作をすると、外すことができる状態だった。県教委は「外すことができるという認識がなかった。重く受け止めている」と謝罪した。

 県教委によると、2日午後4時ごろ、22ページの報告書のうち3カ所を黒塗りにして公開。同7時半ごろ、東稜高から指摘を受け、約30分後にファイルを差し替えた。