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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアの選挙管理委員会は5日、先月実施された下院選の結果、与党カンボジア人民党が125議席中120議席を獲得したと発表した。現政権側の弾圧で有力野党キャンドルライト党が選挙から排除されたため、人民党がほぼ議席を独占し圧勝。フン・セン首相(71)は長男フン・マネット氏(45)への世襲を表明しており、長男を新首相とする内閣発足が確定的となった。
選管によると、下院選は人民党を含む18党が参加し、25選挙区の比例代表制で争われた。日本も関与したカンボジアの民主化は後退し、国内外からの批判は必至だ。