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共同通信
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【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は4日、米中が新たな対話の枠組みの開設に向けて協議を進めていると報じた。「アジア太平洋地域」と「海洋」をテーマにした二つの作業部会を設置するほか、さらに幅広いテーマを対象とした第3の作業部会設置も視野に入れているという。複数の関係者の話として伝えた。
新たな対話の枠組み開設は、中国外務省北米大洋州局の楊濤局長が7月31日にワシントンで米政府高官らと協議した際に話し合われたという。ブリンケン国務長官が6月にバイデン政権の閣僚として初訪中して以降、対話の機運が高まっており、関係安定化に向けた具体的な一歩として注目される。