ロシア、クリミアへの輸送遅延か

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共同通信
6日、ウクライナ南部ヘルソン州のゲニチェスク橋で見つかった穴(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ軍は6日、ロシアが実効支配するウクライナ南部のクリミア半島とヘルソン州を結ぶチョンガル橋とゲニチェスク橋を攻撃したと明らかにした。米シンクタンクの戦争研究所は、補給路に打撃を与えたことで、ロシア側は半島の西側にあるアルミャンスクを迂回する別ルートに頼らざるを得なくなり、輸送の遅延をもたらす可能性があると分析した。

 戦争研究所は橋の修復の見通しは不明としている。ウクライナは半島とロシア本土を結ぶクリミア橋を7月に攻撃するなど、補給路を重点的に狙っている。

 ロシアが半島を併合して創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は6日、チョンガル橋にミサイル1発が命中し、自動車道が損傷したと通信アプリに投稿した。ヘルソン州のロシア側行政府トップ、サリド氏は、英国供与の巡航ミサイル「ストームシャドー」が使われたとし、穴が開いた路面の写真を公開した。