日本のプルトニウム警戒

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共同通信

 【ウィーン共同】イランは7日、ウィーンで開かれている2026年核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会で、核兵器に転用可能なプルトニウムについて日本が貯蔵しているのは「前例がない警戒すべき量だ」と懸念を示した。日本で米国との核共有が検討されているとも主張した。

 在ウィーン日本政府代表部の引原毅大使は、プルトニウムを含む日本の核物質は全て平和的な活動に使われていると国際原子力機関(IAEA)が結論付けており「問題はない」と強調した。米国との核共有を議論する意図もないと説明した。

 日本が22年末時点で国内外に保有するプルトニウムの総量について内閣府は7月、原子力委員会への報告で約45.1トン(うち核分裂性は約29.8トン)だとしている。