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共同通信
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【サンパウロ共同】ブラジル大統領府は9日、短期滞在者に対する査証(ビザ)の免除で日本政府と合意したと発表した。双方の国民による90日以内の滞在が対象で9月30日より有効。これにより、これまでビザが必要だったブラジル人短期滞在者のビザが新たに免除される。日本人のビザ免除は継続となる。
ブラジルのボルソナロ前大統領は2019年、観光振興などの狙いからブラジルに短期滞在する日本人のビザを免除したが、日本側はブラジル人に対するビザ取得を義務化していた。今年1月に就任したルラ大統領は相互主義の原則に基づき、日本人へのビザを10月1日から再び義務化するとしていた。