置き去り死訴訟で和解成立

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共同通信

 福岡県中間市の双葉保育園で2021年7月、送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した倉掛冬生ちゃん=当時(5)=の父親と母親がそれぞれ、園の運営法人などに損害賠償を求めた訴訟は9日、福岡地裁小倉支部(渡部孝彦裁判官)で和解が成立した。園側が賠償金を支払う。金額は不明。

 父親(31)が運営法人とバスに乗車し、運行した浦上陽子元園長(46)、降車補助を担当した保育士(60)に計約4600万円、母親(39)が運営法人と元園長に計約5400万円の賠償を求めていた。園側は賠償責任を認めていたが、金額について争っていた。