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共同通信
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【ワシントン共同】調査報道で知られる米ニュースサイト、プロパブリカは10日、最高裁のクラレンス・トーマス判事(75)が1991年の就任以来、共和党の大口献金者の富豪3人から旅行や高級ゴルフクラブへの招待、プライベート機使用など多くの便宜供与を受け、豪遊を重ねていたと報じた。ほとんどを財務報告で明らかにしていなかった。
トーマス氏は不動産王ハーラン・クロウ氏から長年にわたる豪華旅行接待を受けたり、親族の学費を払ってもらったりしていた疑惑が既に浮上している。プロパブリカは今回判明したのはこれまでを「はるかに超える規模だ」と指摘。総額は「おそらく数百万ドル(数億円)に上る」という。
415ドル以上の価値のある贈り物は開示が必要とされ、高額な旅行などを報告しなかったことは法律違反の可能性があるとした。