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共同通信
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11日午後5時55分ごろ、静岡市葵区の夏祭り会場で「人の列に車が突っ込んだ。けが人が出ている」と119番があった。静岡県警などによると、歩行者天国となっていた商店街で開催中の夏祭り会場に車が突っ込み、子どもを含む3人がけがをした。いずれも意識はある。県警は殺人未遂の疑いで、車を運転していた静岡市駿河区丸子4丁目の会社員時森一輝容疑者(26)を現行犯逮捕した。容疑を認めている。
けがをした3人はいずれも駿河区在住で、30代男性と幼い息子が軽傷。他に40代女性が病院に搬送された。
来場者らによると、時森容疑者は車から降りて徒歩で逃げようとしたが、来場者らに取り押さえられた。県警が詳しい状況を調べている。
夏祭りを主催した静岡市中央商店街連合会の藤林正勝事務局長は取材に「非常に残念。主催側として痛恨の極みだ」と話した。
事件を目撃した女性(34)によると、車は椅子やテーブルを次々になぎ倒しながら、時速30キロ前後のスピードで進んだという。