台風の影響心配、早めの移動も

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共同通信
台風の接近に伴い、JR東京駅に出された東海道新幹線の運転などに関する電光掲示=14日午前

 お盆のUターンラッシュとなった14日、日本列島には台風7号が接近し、ターミナル駅では早めに移動する人たちであふれた。15日の計画運休が東海道・山陽新幹線の一部区間で決まった。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初めての夏休みとなり、各地への人出が増えたとみられるが、大きく足が乱れることになった。

 JR東京駅は14日朝、旅行かばんやキャリーケースを手にした家族連れの姿が目立ち、新幹線の切符売り場が混み合った。近くでタクシーを待っていた東京都江東区の男性会社員(34)は大阪から1日早く帰ってきたという。「今年のお盆は予定が狂った」と苦笑いした。

 Uターンラッシュで13日も各地の駅が混雑した。新大阪駅にいた家族で甲子園球場へ高校野球を見に行くという福島県いわき市の中学3年菊池健太さん(14)と中1悠太さん(12)。仕事がある母親だけは台風で新幹線が止まることを心配し、一足早く帰ることに。見送った悠太さんは「家族みんなで野球を見たかった」と残念そうだった。