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共同通信
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任期満了に伴う盛岡市長選は13日投開票され、無所属新人の会社役員内舘茂氏(56)が、6選を目指した無所属現職谷藤裕明氏(73)を破って初当選を確実にした。投票率は48.44%。
内舘氏は2015年の市長選から3回連続で谷藤氏に挑戦。3候補が立った前回19年は約4千票差で敗れた。今回は経済活性化や市長退職金のカットを公約に掲げ、在職20年に及んだ谷藤氏への批判票を取り込んだ。
内舘氏は支持者を前に「市長の役割は決断することだ。徹底的に市民の声に耳を傾けて決断し、スピード感を持って一緒に盛岡をつくる」と強調した。
谷藤氏は雇用創出を訴えて行財政改革の実績もアピール。自民、公明両党の地元組織から支援を得たが、広がりを欠いた。