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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ検察当局は13日、昨年2月のロシア侵攻後、ウクライナの子どもの死者が少なくとも500人に達したと発表した。負傷した子どもも1097人に上るという。ロシアが実効支配するウクライナ東部や南部での正確な人数は分かっておらず、実際の被害者はさらに多いとみられる。ロシア支配地域ではウクライナ人の子どもの連れ去りも多発しているとされる。
国連は学校や病院への攻撃を避けるなど、子どもの戦争被害を避けるよう求めているが、適切な対策は取られていない。検察当局によると、死傷者約1600人のうち、州別で最多は激戦が続くドネツク州で485人。次いでハリコフ州の298人。